科学・政策と社会ニュースクリップ

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科学技術外交、米DOE100人首切り、博士の無関心

2018年1月9日〜2018年1月15日

2017年が本格始動した週でした。

★外務省: 科学技術外交とは
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol164/index.html

★Diplomacy for Scientists
https://blogs.scientificamerican.com/observations/diplomacy-for-scientists/

外務省のページで科学技術外交がピーアールされてましたが、シンクロするように、サイエンティフィックアメリカンにも記事が。

ただ、記事の趣は違っています。

外務省の記事が政府の取り組みについて書かれているのに対し、サイエンティフィックアメリカンの記事は、若手研究者が外交的手腕を高めるためのスキルについてという内容です。

ここの研究者が外交を意識することは少ないですが、研究は国を超えるわけで、まさに外交と言えるものです。

★林文部科学大臣とモエダス研究・科学・イノベーション担当欧州委員との会談について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/01/1400140.htm

若手研究者の交流拡大で合意、日EU閣僚会談
米の「科学軽視」に懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25441080Z00C18A1EAF000/

これも科学外交です。

核融合原型炉研究開発の推進に向けて
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/074/houkoku/1400117.htm

ヒアリ確認地点の周辺2km程度の調査の実施状況報告(第5報)
http://www.env.go.jp/press/105004.html

ここしばらくはピアリの発見が報告されていませんが、関心を持ち続ける必要があります。

気候変動に関する政府間パネルIPCC)第49総会の開催候補地決定について
http://www.env.go.jp/press/105027.html

京都議定書誕生の地で来春IPCC総会開催へ
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/01/20180115_01.html

★ 「就業規則変更に不備」東北大を告発 職員組合関係者
http://www.asahi.com/articles/ASL1C5K0NL1CUNHB00V.html

★平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて
https://togetter.com/li/1187976

大阪大学長ら報酬一部返納 入試ミス、検証委を設置
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25619320S8A110C1000000/

大阪大出題ミス
学長ら常勤の役員、報酬一部を自主返納
https://mainichi.jp/articles/20180113/k00/00m/040/062000c

「阪大の解答例で良い」 外部からの指摘、何度もスルー
https://www.asahi.com/articles/ASL1B3K31L1BPTIL00J.html

阪大の入試の件が、その後も話題になっています。

阪大ではこんなことも。

「いびきで実力出せず」センター試験、阪大教授が居眠り
https://www.asahi.com/articles/ASL1H6HHPL1HPTIL020.html

問題は問題ですが、教授が試験監督に駆り出されるような現状と、日本の研究力低下は相関があるかも…

★University of Rochester president resigns as sexual-harassment probe ends
https://www.nature.com/articles/d41586-018-00422-w

University of Rochester president resigns as outside attorney issues report on sexual harassment case
http://www.sciencemag.org/news/2018/01/breaking-investigator-says-noted-linguist-accused-sexual-harassment-broke-no-laws-or

★博士人材の研究公正力(3):博士の意識と研究倫理教育
松澤 孝明
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/60/10/60_701/_article/-char/ja

>>この結果から博士人材の「倫理」に対する関心は,他の移転可能スキルに比べて低いと考えられる。